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日常エッセイ

柿内尚文さんの3つの書籍から学んだこと

柿内尚文さんの3つの書籍から学んだこと

妊娠中に素敵な本に出会いました。柿内尚文さんの書かれた、この3冊の本です。もともと「このオムライスに、付加価値をつけてください」という本にずっと興味を持っていましたが、なかなか読む機会もなく、産休に入ってようやく手にすることができました。この表紙のインパクトといい、目をひくものがありますよね。私、オムライスが大好きなので、尚更です。予想通り、とても勉強になる内容で、学んだことをノートに書き留めたくらいです。この本の作者、柿内尚文さんは他にも、いろいろな本を書かれていて、その中でも私が興味を引いた2冊の本「バナナの魅力を100文字で伝えてください」「パン屋ではおにぎりを売れ」も読んでみたところ、これも面白い!まず3冊全てに共通しているのが、読みやすい!ということです。読むことが苦手な私でも2時間あれば1冊は読み切ることができました。そして内容が分かりやすく、例えもたくさん使われているので、頭に内容がすんなり入ってきます。この3冊の本に書かれていた内容を、私が今後の人生で使える部分を抜粋しながら、まとめてみました。

伝わる技術・付加価値の作り方・表現力の磨き方

ある視点とない視点

「名もなき家事・名もなき仕事」という言葉があるように、ないものをあるものと見せる方法。パンフレットに「馬路村にはあるもの・ないもの」を記載し、一見何もないように思われるものにフォーカスすることができる(付加価値)

再定義

「カツ丼」や「キットカット」は、食べ物と定義されているが、受験生を応援するものに再定義されている。つまり、「商品の既存価値+α」

「豆腐バー」・・・健康志向+持ち運び便利
「切腹最中」・・・お菓子+相手方に謝りたい気持ち

「当てはめ法」・・・回転寿司(お寿司が回ったら面白い)
ライターから水筒のワンタッチのアイデアをもらう
100マス計算から、50マス英語ドリル

言い換え法

マイナスからプラスに!(リフレーミング)
「なぜ売り上げが伸びないのか」→「どうしたら売り上げが伸びるのか」⭕️
「古い」→「レトロ」⭕️
「老化」→「進化」⭕️
「訳あり野菜」「罪なき唐揚げ」⭕️

ずらす法

「のび太という生き方」という書籍のターゲットをずらした。(大人向け→子供向け)

「作業服ワークマン」

移動法

「富士山の自販機」・・・同じ飲み物だけど、富士山の山頂に行くほど値段が上がる
「移動販売」・・・移動することで、お年寄りなどへの価値が上がる
「中古ランドセル」・・・東南アジアでは、日本の中古ランドセルの需要が高い
「転職」・・・移動することで、その人の価値が上がる

分解法

興味の分解をしてみる!「なぜ私はこれに興味があるのか」なぜ?で深掘り
なぜ挫折をしたのか?
→物事の本質が見えてくる

せまい法

「鶏皮」の専門店
「卵かけ醤油」「クロックス」「〇〇専用」
→まだ周りに気づかれていない市場

小話プラス

失敗や挫折談をあえて話す!チャンスになる!
・「美味しいお酒です」×→「どうやってこの瓶に洋梨を入れたと思いますか」⚪︎

ビフォーアフターアフター

「ビフォーアフター」で終わらず、その後に「感情面」もプラスになる!

体験化

「ライブでペンライト」・・・会場の一体感を味わう
「試食」・・・実際に食べてもらう
「勝手丼」・・・丼にご飯だけのせて、客がネタを選ぶ
「レモンサワー」・・・レモンを絞るという体験(ちょい付加価値)
「ハンバーグ店」・・・エプロンをつける

まとめる法

集めて法則化

「ガチャガチャ」「マイマニュアル」「ラーメンの町」「〇〇横丁」「シリコンバレー」
「ビールフェス」「パン博」「サバ缶マニア」

損して得とれ法

サッカースタジアムの無料席・・・あえて無料にすることで、それ意外の席の付加価値を上げている?!

不なくし

「電化のヤマグチ」・・・お客さんが困りそうなことを事前にサポート。サービス

主従逆転法

「愛知のモーニング」・・・パン+色々ついてくる(色々の方が多い)→サプライズ

選択肢プラスの法則

「ビヨンドミート」「エアビー」「ウーバー」

マルチ付加価値化

「歩くことの良さ」とは?
「十徳ナイフ」→多方面から

掛け合わせ法

「アパート」×「定食」→いろんな掛け合わせをすることで、新しいものが生まれる
※出会ったことがない言葉同士が◎
〇〇×〇〇×〇〇

「うんこ漢字ドリル」「ハンディ扇風機」「乳酸菌ショコラ」「ロボット掃除機ルンバ」「長生き味噌汁」など・・・

比較

肉の部位を比べると、違いがわかりやすい
「不揃いバーム」・・・あえてダメなところと比べる

フリオチ

「ビフォーアフター」「ビリギャル」・・・引き算バージョン
「うまい」「さらに環境にもいい」・・・足し算バージョン

ファクト&メンタル

吉野家の「うまい「安い」「早い」
ニトリの「お、値段以上」
→ファクトとメンタルを分けて考える

脳内チューニング

相手とのゴールを共有する
→質問してチューニングする!

例える

「〇〇界のユニクロ」「コンピューターは知性の自転車」
→相手にわかりやすい言葉で

ネーミング

「地グルメ旅行」「名もなき家事」「おーいお茶」「ご当地グルメ」「がっかり飯」
「日本で2番目にまずい店」「3%うまい」「ハカタスパイシーキャビア」

例えば・・・
・自分ごと
・キーワード
・新たな発見・気づき・共感
・意味が分かりやすい
・テンポやリズムがいい
・流行りの言葉
・魅力がある
・例えがある
・頭文字の造語

怪談や落語、お笑いによく使われる「間」
これは、①相手が覚える ②相手が考える ③相手が理解するためのものです。

数字

具体的な数字は、相手にとって分かりやすいです。

希少な→年間100頭しか
多くの中から→千人の中から
ポイントをいくつか→ポイント3つ

読点・鉤括弧・体言止め

読点・・・「春よ、来い」
体言止め・・・「五大悪習慣」

外部力

「おじさんに怒られるよ」
「お化けが来るよ」
「コンクールで金賞を受賞」
「テレビで取り上げられた」

相手メリット

・美味しい料理を作っているので、もうしばらくお待ちください
・今進めているプロジェクトの成果を出すために注力したいので、難しいです。
それが終われば大丈夫です。

3つのグッド

3つのグッドとは、「自分」「あなた」「社会」の3方にとって都合がいいことです。
「椅子」・・・「疲れない」+「高齢者◎」+「環境◎」
「牛肉ステーキ」・・・「噛みごたえ◎」+「食べやすい」+「環境◎」
「無断駐車」・・・エアーを抜いて1万円以上の罰金(自分ごと)

文脈

「目的・ゴール」+「前文脈」+「後文脈」

・「車に轢かれるの嫌だよね?」→「最近事故が多いんだ」→「心配なんだ」

結論の伝え方

「論点を確認」+「結論」+「理由」
※結論ファーストかラストかを考える!

本能の言語化

セルフ問答(なぜ?どうすればいい?)
→質問を繰り返す

「バターなんていらないかも」と思わず口に出したくなる濃厚な食パン

数珠つなぎ連想法

マインドマップを使って、アイデアをたくさん出す

「商店街サブスク」

脱2択

「ハンバーグもエビフライも」「食べたい&痩せたい」
「父さんの留守番」・・・4人の子供に自分が寝ている姿の絵を描かせる
父は寝れる&子供は退屈しない

あったらいいな

「ウォークマン」「1日1分見るだけで目が良くなる28のすごい写真」
「快適な通勤のためには・・・」

360°分解法

全方位から!ダメなところもいいところも!(テーマとジャンルを絞る)
(長所→短所に 短所→長所に)

ジャパネット高田「ボイスレコーダー」高齢者や子供向けに

ポジティブ価値化

「極生」ビールの廉価版→ライトで爽やかな飲み口
「病院の待ち時間長い」→図書館&体操教室

すごろく法

ゴールから考える(逆算思考)
「夏休みの計画を子供と考える」

正体探し

心の中にある見えない真理を見つけ出す(無意識の正体を分析)
「サンリオのキャラクターのそれぞれのファンの特徴からグッズ販売」

キャッチコピー

言葉貯金をメモする!(いつでも引き出せるように)

「初日の出」「闇営業」「3000円投資生活」

まとめ

人生=思考+行動

考えるだけで行動しなければ何も変わらないけれど、やはりその根底にあることは思考!!
考えることが楽しくなるような様々な方法を知ることができた。
本を読んで、まとめるところまでは、誰でもできる。
これをどう使うか、つまり行動するかで、人生が変わる。

毎日の思考トレーニング(シコレン)
・なりきり思考法(この人になりきって考える)
・性悪視点(本当にこれでいい?疑う、ツッコむ)
・時間を決めて、シンキングプレイスを決めて
・言葉貯金をメモする